京都が艶やかに染まる季節

京都の四季のイメージといえば、真っ先に思い浮かぶのは「そうだ 京都、行こう。」のCMで定番の紅葉の季節。黄色から赤へと色艶やかに京都の街が彩られる。名所、スポットも全域に渡って多く、今年はどこへ行こうかと計画を立てるのが楽しい♪
 

銀閣寺から続く紅葉の小径「哲学の道」(上の写真)

 「哲学の道」は、琵琶湖疏水へ続く川沿いに整備された散策路。銀閣寺から法然院下を通って若王子まで続き、約1.8kmの美しい紅葉が目を楽しませてくれます。「哲学の道」という名は、哲学者・西田幾多郎が思いふけりながら散策していたことから付いたらしい。
 

 
 

鮮やかな紅葉が覆う寺院への階段「安楽寺」

 哲学の道から少し外れた裏道に突然、美しい光景が現れた!寺院の小さな入口へ続く階段を色鮮やかな木々が左右から幹を伸ばし、階段は色とりどりの落ち葉で覆われ、息を飲む美しさでした。
 
 
 

レンガ作りの水楼閣に映える紅葉「南禅寺」

江戸時代の大泥棒、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と名台詞を歌った場所とも言われる南禅寺の紅葉。国の重要文化財にも指定されている山門を抜けると寺院の中になぜかレンガ造りの水楼閣が見えてくる。琵琶湖の水を京都市民に届けるために造られたものらしい。周りの景観に配慮してレンガ造りになったらしく、ノスタルジックな雰囲気が素敵です。

南禅寺の境内にある「天授庵」の枯山水も美しいです♪

 
 
 

今昔集で「モミジの永観堂」と詠まれるほどの美しさ

千年以上のいにしえから「モミジの永観堂」と呼ばれるほど、広い境内は紅葉に包まれ、見どころも多く美しい。正しい名は「禅林寺」ですが病人救済や慈善事業を盛んに行い、民に愛されていた永観という高名な僧侶にちなんで、「永観堂」と名付けられたそうです。結構、広いので時間にゆとりをもって回るといいですよ。

 
 
 

 

茶の世界を愛した武将が造った寺院「高桐院」

千利休の高弟の7人を指す利休七哲のひとりとして知られ、茶道の世界でも高名な武将、細川忠興が建てた寺院「高桐院」。茶道を愛するだけあって、どこをとっても絵になる庭園。「本物の京都」がここにあるとも言われ、縁側から眺める竹林と楓の構成が美しい。

 
 

高桐院の写真をもう少し♪

 

 

  

手入れの行き届いた素晴らしい庭園に心洗われる

 春の御室桜として有名な仁和寺ですが、秋の紅葉も捨てたモノじゃない!数は少ないけど色とりどりの楓と緑の松が美しく調和されいて、いつまでも眺めていたくなる素晴らしい庭園があります。時間を忘れてのんびり眺めていたい場所ですね。
 
 
 

表側の庭園や回廊も素敵です♪

 
 
 

陽の光を受けて輝く金閣寺と色とりどりの紅葉

 中学か~高校か~の修学旅行以来の金閣寺。陽の光を受けてキラキラと輝く姿は煌々たる趣きがある。ただ、数年前に化粧直しした際には張替えに7億円以上かかったそうです。。。

 

 
 

真っ赤に色ずく紅葉が多く、見どころも豊富な嵐山エリア

 嵐山といえば、渡月橋が思い浮かぶけど、写真でよく見る渡月橋越しの色とりどりの山々ですが、なかなかあんな風に綺麗に見れることは稀かも(TT;)。しかし、徒歩で巡れる近さに点在する寺院は、庭園が美しいところが多数あります。嵐山の紅葉は赤が強い印象でした。真っ赤な紅葉を観たいなら嵐山へ行くことをオススメします♪
 

 

亀山を借景としたスケール感のある幻想的な庭園「天龍寺」

 醍醐天皇を供養するために足利尊氏が建立した天龍寺。庭園の西側に位置する亀山を借景とした雄大な曹源池に映る紅葉は、幻想的でとても素敵でした。奥にも少し小高い丘を登る散策路もあり、たっぷり紅葉を楽しめます。
 

 

日本最大の禅寺「大本山妙心寺」に塔頭がいっぱい

想像以上に広大な敷地を持つ臨済宗妙心寺派総本山。山内には46もの塔頭寺院が点在し、どこから見ていいのか迷う・・・。訪れた時間が遅かったので、退蔵院はすでに閉まっており、空いていた「大法院」に行ってみました。敷地は狭いですが、ほどよい空間でとても心落ちく場所。抹茶とお茶菓子が付き、僧院の方が院の成り立ちをお話してくれます。

 

 

 

黄金に輝くイチョウと黒光する石段に降り注ぐ真っ赤なモミジ

 

 
 

 

赤、黄色、緑、青…カラフルにライトアップされた北野天満宮の紅葉

 2015年の「そうだ 京都、行こう。」のロケ地となった北野天満宮。境内の西側の水路脇に期間限定で公開される「もみじ苑」があります。夜のライトアップは白だけかと思いきや赤、黄色、緑、青などカラフルにライトアップされていました。紅葉の赤がどれかよく分からない。。。でも幻想的で素敵でした!散策の終点ではお茶菓子と温かいお茶が振る舞われていて、寒い夜にうれしいおもてなし♪

 

さて、次の秋はどのスポットを巡ろうかな♪