2008.12

クリスマスムードのローマ

旅のメインの目的、キリスト教の中心地であるローマ・バチカンでクリスマスを過ごす!街はクリスマスムード一色。街角の小さな広場ではどこでもクリスマスマーケットが開催され、どこかしこにあるキリスト生誕のオブジェを見てまわるのも面白い♪定番のローマ観光スポットも一応、回っておこうかな。

 
 
 
 

街のそこかしこに置かれた「プレゼピオ(キリスト誕生のオブジェ)」

ローマの街はクリスマスムード一色です。教会やショーウインドウなどにはプレゼピオが飾られ、とても素敵でした。プレゼピオはキリスト生誕の場面をテラコッタなどの人形で再現したもの。飾られる時期は12月初旬から1月初旬頃までらしく、日本の雛人形みたいなものですね。マーケットにはプレゼピオに使用する人形や飾りがたくさん売られていて、女子にはたまらんです(^^)こうゆうミニチュアを見ているといろいろ想像して、ワクワクしますね。欲しい・・・けど壊しそう・・・でも欲しい・・・。天使の人形だけ買っちゃいました♪

 
 
 
 
 

 キラキラ素敵なものがいっぱいで目移りしちゃう♪

 
 
 

ローマで最も歴史ある美術館のようなcaffe「caffe Greco」

1760年創業のローマで最も古く、歴史あるcaffe「caffe Greco」中にはたくさんの絵画や彫刻が飾れていて、まるで美術館のようでした。また、ここは多くの著名人が訪れており、ゲーテ、カサノヴァ、メンデルスゾーン、バイロンなどのポートレートも飾られています。手前はサクッとエスプレッソなどを飲めるカウンターがあり、奥にテーブル席があります。黒の燕尾服を着た給仕人がオーダーを聞きにきてくれるのも当時のまま♪テーブル席はちょっとお高いですが、芸術鑑賞をしながらゆっくりお茶ができ、素敵な時間が過ごせるのでいいですよ。
 
 
 
 

ジェラート&生ハム♪

ローマでもやっぱり目がいっちゃいますね♪ジェラートはどこで食べても美味しい。写真みたいに入っている素材の素を置いていてくれると読めなくても分かるからうれしいですね(^^)

 
 
 
 

イタリア最大の駅、ローマの玄関口「テルミニ駅」

ローマの玄関口「テルミニ駅」は歴史や芸術が溢れる街に似つかわしい、近代的な建築です。建設当初は反発もあったそうですが、将来性を考え、全面ガラス張りの今の形に。チケットは券売機があるので便利♪6ヶ国語に対応しており、ヨーロッパの言語が中心。英語もアメリカでなく、イギリスなんですね。構内にはスーパーマーケットやカフェ、衣料品、薬局など幅広くあり、祝祭日など街中のお店が閉まっていてもここは開いていることが多いので困ったときは駅にくるといいですよ。
 
 
 
駅構内になんと教会がありました!さすがカトリックの総本山がある国だけありますね。バスも日本のメトロみたいに色と番号で記載されているので意外と分かりやすかったですよ。
 
 
 

定番観光スポット1&2
最大規模の噴水「トレヴィの泉」とローマの休日の舞台「スペイン広場」

ローマに来たら外せない観光スポット1 ローマ最大規模の噴水「トレヴィの泉」。泉に背を向けてコインを投げるとまたローマに戻ってこれるという伝説が有名で、みんなポイポイ投げていました。このコイン投げには3パターンあるそうで、1枚だとローマに戻れる、2枚だと好きな人と一生一緒にいられる、3枚だと嫌いな夫や妻と別れられるだそうですよ。
 
ローマに来たら外せない観光スポット2 ローマの休日の舞台「スペイン広場」。スペインと呼ばれていますが、実はフランスの外交官の寄付で作られた階段だそうです。スペインの大使館がここにあったからスペイン広場と呼んでいるそうで、フランス広場と呼んであげた方がいいよな気もしますね。ちょうどゴスペルのストリートライブが行なわれていました!レベルがめちゃ高かった♪しばらく酔いしれさせていただきました(^^)階段を降りた目の前がショッピングストリートになっているのでここで待ち合わせをする人が多いんですね。
 
 

定番観光スポット3 
死闘が繰り広げられた円形競技場「コロッセオ」

古代ローマ帝国時代に建設された円形競技場「コロッセオ」。2000年の時を経て、存在する姿は迫力があり、5万人もの観客を収容できるスケール感は圧巻です。有名な猛獣VS人間、人間VS人間など残酷な戦いのイメージが強いですが、建築技術は驚く内容ですよ。地下道や排水設備、人工エレベーターまであり、水を引き入れて、船の戦いや水中ショーなんかも行なわれていたそうです。私が訪れたのが12月25日のクリスマス。失敗しました。。。この日は休館日で入れず・・・。冬場は閉まるのも早いみたいなので、時間は調べていったほうがいいですよ。
 
 
コロッセオの周りは綺麗な芝生が敷かれ、広場の端には「コンスタンティヌスの凱旋門」があります。大理石の門で彫刻がとても素晴らしかったです。ぜひこちらも見て欲しいですね。
 
 
 

定番観光スポット4
古代ローマの繁栄が垣間見える遺跡群「フォロ・ロマーノ」

コロッセオに続く道の両サイドに遺跡が広がる「フォロ・ロマーノ」。この名前は「ローマ市民の広場」の意味で古代ローマ時代、政治や宗教の中心として栄えていたそうです。「賽は投げられた」の言葉で有名なユリウス・カエサルが演説したのもこの地。現在は、柱や基盤がほとんどで廃墟の雰囲気が漂いますが、そこかしこに当時の繁栄が垣間見える下水道の跡やレリーフが素晴らしいです。かなり敷地は広いので時間にゆとりを持って回るといいですよ。 
 
 
「フォロ・ロマーノ」と「コロッセオ」をセットにしたお得なチケットもあるので、合わせて訪れる人にはオススメです♪
 
 
 

定番観光スポット5
手、手が・・・抜けない!?「真実の口」

こちらもローマの休日で有名になった「サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会」の外回廊の端に置かれた「真実の口」。嘘をついていたら口に手を入れると抜けなくなるという言い伝えがあるそうです。この真実の口は何?いろいろ説があるそうですがマンホールだったというのが最も有力らしいですよ。すぐ横が川なのでその下水道の蓋かな。教会自体は小さく質素に見えますが、床の大理石は色とりどりで、こんな色もあるんだぁと面白い発見があります。天井は木造で火災に合うこともなく現存しているのは貴重!また祭壇にはバレンタインでもおなじみの聖ヴァレンティーノの遺骨が置かれています。恋人たちの聖地であることが伺われますね。ちなみにここはコロッセオにも近いので、フォロ・ロマーノコロッセオ真実の口と周るのが王道のコースかな。 

 
 
 

朝市に行くなら「カンポ・ディ・フィオーリ広場」へ 

美しいパレスに囲まれた「カンポ・ディ・フィオーリ広場」には日曜を除く毎朝、市場が立ち活気に溢れています。広場には様々な野菜や果物、広場の名前でもある花屋さん、衣類や小物、日曜品にパンやハムなどあらゆるものが売られています。ここで果物やパン、チーズ、ハムを買ってホテルで食べたりしました♪お店で買うより断然安いですよ。今は賑わっている広場ですが昔は処刑場だったそうです。広場には哲学者でドメニコ会修道士だった「ジョルダーノ・ブルーノ」の像が建っています。彼は宇宙は有限ではなく、無限だと主張し、異端罪に問われ火刑に処せられたそうです。悲しい歴史を忘れないためにここに彼の像が建てられたそうです。
 

 

 陳列も素敵です♪見て歩くだけでも楽しいですよ(^^)

 
 
 
 

観光名所を外れて裏町をぶらぶら散策♪(トラステヴェレ地区)

観光名所周辺は人が多く賑わっていますが、裏路地など少し外れた場所へ行くと、ローマ市民の日常が見られます。ちょっとしたポストや看板、洗濯物まで素敵に見えますね。静かな裏町をのんびり散策してみるのも面白いですよ。意外な感動に出会えるかも♪また、このエリアにはリーズナブルなカフェも多いのでランチにもオススメです。
 
 
 
 

テヴェレ川のヒーリングスポット「ティヴェリーナ島」

テヴェレ川の中州に船のような形をした島「ティヴェリーナ島」があります。ここには昔、病を治す場所と言われ神殿があったそうで、今は病院が建っています。川の優しい風が流れてきて、心が落ち着く場所。ローマの華やかで賑やかな町から離れ、ここで心を癒す人が多かったのかなと感じました。そういえば、「天使と悪魔」の本で映画では描かれていないシーンがここにありますよ。最後のシーンで実は主役のラングドン教授もヘリコプターに乗り込んでいて、爆発後、川に落ち、この島の病院で治療を受けるというシーンがあります。その後、真実の告発に向かう訳ですが心の整理をする場所として象徴的でもあるのかもしれませんね。
 
 
 

テヴェレ川沿いの紫の教会「サン・バルトロメオ・アリソーラ教会」

ティベリーナ島から橋を渡った先にある「サン・バルトロメオ・アリソーラ教会」。夕陽を浴びて美しい小さな教会ですが、中は今まで見たことがない幻想的な紫色の内装になっています。フレスコ画や彫刻があるのは他と同じですが、ベースとなる壁の色が淡い紫なんです。近くを通った際にちょっと覗いてみてください♪
 
 
 
 

オペラ発祥の地イタリアを訪れたなら、オペラを見なくちゃ!

チープな旅をしている私ですが芸術鑑賞は一応いつもおさえています♪オペラ発祥の地イタリアを訪れたなら、やっぱりオペラを見ておかないとですね。一番上のガッレリアと呼ばれるボックス席は柱などが邪魔をしてちょっと見えにくいけど意外と安い!(15ユーロくらい)イタリアではオペラは高級なものではなく、市民のためのもののようです。服装にもうるさくない方なので気軽に楽しめますよ。でも、内装はやはり素晴らしく、ベルベットの赤が美しく映え、シャンデリアがキラキラしていました。音の広がりも、もちろん素晴らしく感動に浸ることができました♪
 
 
 

ローマの街もクリスマスのイルミネーションでいっぱい♪

訪れた他の街々と同じく、ローマの街にもあちこちで素敵なイルミネーションが煌いていました。光が映し出す石畳や歴史的な建造物はまた昼間と違った美しさがありますよね。
 

ライトアップに照らされる、サン・ピエトロ大聖堂に続く道

バチカンへは滞在中なんども訪れ、時間帯によっていろいろな顔を見せてくれました。特に夜のライトアップは美しかったです。輝く光の中に浮かび上がる「サン・ピエトロ大聖堂」は威厳に満ちた佇まいです。
 
 
 
 
天使が並ぶサンタンジェロ橋もライトアップされ、美しい姿を見せてくれました。光に照らされた天使は妖艶な陰影を映し出し、美しく、ちょっと怖さも感じる・・・。風が少なかったので川にも美しい姿が反射して輝いています。
 

 イタリアの旅はひとまずここまで♪

美術館や教会だけでなく、街の中でも芸術が溢れるイタリアの街々。ブラブラただ歩いているだけでも幸せな気分になれました。まだまだ行けていないところもたくさんあるので、またいつか訪れたい国ですね。