

2009.09
多種多様の顔を持つ地方の街々
英国最大のゴシック様式の大聖堂「ヨーク大聖堂(ヨーク・ミンスター)」、世界遺産の街「バース」からおとぎの国のようなかわいい家が並ぶ「コッツウォルズ」、白壁に黒の木組みが印象的な「チェスター」、そして今も謎に包まれた奇跡のパワーストーン「ストーンヘンジ」など様々な顔を持つ地域を巡る。


壮大で厳格な空気漂う「ヨーク大聖堂」
2,000年の歴史を持つヨークの街に聳え立つ「ヨーク大聖堂(ヨーク・ミンスター)」。イングランド国教会であり、総本山のカンタベリー大主教に次ぐ高位聖職者ヨーク大主教が管理しています。ただ、ここは中に入るのに入場料がかかります。。。塔に上るならさらに入場料が…。それがまた高い!そこがちょっと厳しいかな。





素晴らしいステンドグラスと少しユニークで壮麗な装飾
入ってすぐ横の壁には、ノルマン~中世までの15人の王の像が並んでいます。その像の間にクワイヤへの入り口がある。中は左右に
精緻な装飾が施された聖歌隊の席が並んでいます。また、聖堂内は素晴らしいステンドグラスがたくさんあります。中でもここでは最古といわれ「五人姉妹の窓」と呼ばれるステンドグラスはめちゃ大きい…けど、細かすぎて何が描かれているのか判別できず…。他にも素敵でユニークの装飾がたくさんあり、探して歩くのも面白い♪

広大なヒースの丘がどこまでも…
車で走っているとこんな広大なヒースの丘がよく広がっているのを見ます。どこまでも続くかのような~のどかで、優しい風が流れていくかのように美しく、時に車を止めて眺めていたくなります。


イギリスで最も美しい景色が広がる湖水地方
国内最大の国立公園でもある湖水地方。いくつもの湖が点在し、その周りには水と緑が調和した絵本の世界のような美しい町々があります。詩人ワーズワースが暮らしたグラスミアや「ピーター・ラビット」を生んだビクトリア・ポッターが暮らしたニア・ソーリーなど、のどかな風景を楽しめます。



湖水地方の玄関口「ウィンダミア」
ウィンダミア湖は、湖水地方の玄関口。観光案内所で各地の情報が入手できるので、一度ココに寄って、情報集めてから各地を回るのもいいですよ。クルージングとか観光もいろいろ楽しめるようです。


白壁に黒の木組みが美しい「チェスター」
壁と木造が半々で築かれたハーフティンバー様式の建物が目を引く「チェスター」の街。特徴的な壁だけでなく、構造も面白い。1階部分は数段階段を降りたところにあり、少し地面に沈んだ位置にある。2階部分は各建物が通路でつながっているので、雨の日はうれしい♪建物を見ながらショッピングを楽しむのもいいですよ。



ユニークな壁画、素敵な老夫婦
ヨーロッパを旅しているとアーティスティックな落書きをよく見かけます。書く場所の構造などを巧みに使っているユニークなものも多いので探してみるのも面白いですよ。イギリスの地方を旅して特に思ったこと、高齢者の方が多い。高齢者の方々がのんびり余生を楽しんでいる感じがいいですね。チェスターの街の見どころを1つ。赤と緑のデザインがクラシカルで素敵な時計台があります。上にVRと書いていますが、これはヴィクトリア女王の即位60年を記念して造られたものだからだそうです。


テルマエ・ロマエの世界!お風呂(バス)の発祥の地「バース」
街全体が世界遺産に登録されている「バース」は、お風呂「bath」の語源になっていることで有名、紀元前から風呂場があったそうです。紀元前1世紀に造られたローマ式大浴場跡が見られる「ローマン・バス博物館」の中には、今でもお湯が沸き出ているところも見られます。が、入浴はできません(^^;)


保養地として栄えたバースの街
保養地として栄えただけあって、街は綺麗に整備されていて、散策しやすかったです。見どころで言えば、博物館から少し歩いたところにある「プルトニー橋」は、石造りで橋の上にはお店が軒を連ねています。橋の前の川には段々になったユニークな形状の
堰があるのも面白い♪


絵本の中の世界♪カワイイ村々「コッツウォルズ」
特別自然美観地域に指定されている「コッツウォルズ」は、イングランドの中央部に広がる標高300m以上の丘陵地帯。カワイイ小さな家が立ち並ぶ村々は絵本の世界に迷い込んだみたい♪



ミニチュアタウン「ボートン・オン・ザ・ウォーター」
私が泊まっていたB&Bがある村「ボートン・オン・ザ・ウォーター」は、その名の通り、村の中心を穏やかな川が流れています。中でも見どころは、この町を1/8サイズに精巧に作られたミニチュアタウン♪中を自由に歩き回れて、とても素敵で面白かった(^^)ミニチュアタウンの中の~ミニチュアタウンの中の~ミニチュアタウンまで…(最後の写真。分かるかな)



シェイクスピア生誕の地「ストラットフォード・アポン・エイボン」
イギリスが世界に誇る文豪ウィリアム・シェイクスピアが生まれ育った町「ストラットフォード・アポン・エイボン」。町に入ってすぐのところにシェイクスピアの銅像があります。高い位置に置かれた本人の銅像の回りには名作「ハムレット」や「マクベス」などの登場人物の銅像が置かれています。町にあるシェイクスピアの生家も見学することができますよ。


謎に包まれた奇跡のパワーストーン「ストーンヘンジ」
広~い緑の草原にポツンとあるサークル状の巨石「ストーンヘンジ」。周りは本当に山も岩場も何もなく、なぜココに?と不思議に感じます。4~5mほどもある巨石の上にさらに、巨石が載せられています。どうやって?中世ではこの神秘を魔女の仕業だとか、アーサー王物語の巨人が運んできたとかの伝説で答えようとしていたり、現代でも宇宙人の仕業だとか、霊的なモニュメントであるとか…いろんな憶測がされています。古代から人々を惹きつけてやまないこの謎は、このまま解明しない方が夢があるように思う…。