

2012.01
ハマったら抜けられない魅惑の国
混沌とした情景とけたたましい喧騒。隙あらば騙そうとする人たち。不衛生でお腹を壊すのは必須だけど不思議な魅力が溢れている国インド。めちゃくちゃだけどまた行きたくなる。自分の足で歩いて見て感じて・・・どっぷりハマってしまえ!

インド最大級のモスク「ジャマ―・マスジット」(上の写真2点)
オールドデリーの繁華街、チャンドニー・チョークにインド最大級のモスク「ジャマ―・マスジット」はあります。すごい人とリキシャの渦に巻き込まれ、辿り着くのがちょっと大変でした。 ヒンドゥー教の国インドで、イスラム教のモスクが歴史的建造物として残るのも多彩なインドならではですね。ミナレット(尖塔)からはデリーが一望できますよ。観光客は入場料が必要(200ルピー+カメラ持込代50ルピー)。インドの観光地は、現地の人と観光客とで入場料が異なるところが多いです。靴を脱いで入るのでコンビニ袋を常備すべし!


インドの移動はバトル!意地になりすぎず、ほどほどに♪
インドのオートリキシャやサイクルリキシャなど移動でのぼったくりの話は日常茶飯事。ある程度の相場は頭に入れておいた方が賢明。でも、現地人と同じ価格でと意地にならない方がいいかも。私は海外に行った際は未知の経験や感動をもらえる分、観光客はお金を落としていくものだと思っています。高すぎるのは論外ですが、少し高めぐらいが落としどころ。駅などに着くとワラワラと何人もの客引きが集まってきます。一通りそれぞれの値段を聞いて、約束した価格を紙に書くなどして、記録を残すようにしています。それなりには乗りきれたかな。まあ、一度、夜行寝台列車を降りた後にクタクタで適当になってしまい、10倍ぐらいやられたけど(^^;)これも経験経験♪バトルを楽しもう!

赤い城「ラール・キラー」
赤い城と呼ばれる「ラール・キラー」はその名の通り、赤砂岩の壁で囲まれた砦。ラホール門を抜けると貴金属やお土産物屋などのバザールが並んでいます。その先を抜けると白い大理石の宮殿が並ぶ庭園が広がり、ムガル芸術の頂点とも言われる美しい装飾がそこかしこに見られます。当時は謁見場に純金の王座が置かれていたそうで、さぞかし豪華絢爛だったんだろうな。


「タージマハル」のモデル、妻が夫に贈った墓廟「フマユーン廟」
王が亡き妻に贈った墓廟「タージマハル」に対して、「フマユーン廟」は、王妃が亡き夫のために築いた墓廟。 ペルシア美術とインド美術を融合させて生まれたムガル美術のさきがけであり、約100年後に築かれた「タージマハル」のモデルになったそうです。墓廟は左右対称のシンメトリーが美しく、庭園の木々は自然として無秩序に植えられ、秩序と無秩序、自然と人工が見事に調和されています。見どころはそれほど多くはないですが、観光客も少なめでゆっくり見ることができました。

広~い長~い道の先にある「インド門」
デリーの中心にある広~いストリート「ラージ・バト通り」。道の先には、激戦を極めた第一次世界大戦の戦死者を弔うため、1929年に建てられた門があります。門には約9万人もの戦死者の名前が刻まれ、共和国記念日にはこの通りで軍事パレードが行われるそうです。周りは芝生が広がり、市民の憩いの場でもあるみたい。喧騒に疲れたらのんびりするのもいい。


ジューススタンド&プチカレー♪
街でよく見かけるフレッシュフルーツのジューススタンド。これが意外とうまい!チャイもいいけど暑い昼間はジュースが欲しくなる。昼間はひたすら被写体を求めて歩き続け、気が付くとご飯を食べるのを忘れていることが多い。。。サクッと食べるなら手のひらサイズのプチカレーがいい。サモサも付いて、23ルピー(40円くらい)。立ち食いのスタンドスタイルでお店により味もいろいろ♪レストランで食べるより美味い場合も♪

これこそインド!カオス広がる「オールドデリー」バザール
オールドデリーは人、リキシャ、バイクなどが入り乱れ、「ザ・インド」のカオスが広がっています。細い路地が迷路のように入り組んでいて、どこに出るのかワクワクが止まらない!バザールは同じ職の店が固まっているようで、サリーのエリア、スパイスのエリア…と見ていて楽しい♪この旅で一番楽しかった場所でした。また、行きたいぞ~!



宮中女性のための宮殿「ハワー・マハル(風の宮殿)」
姿を見せることを禁じられていた宮中女性のために築かれた宮殿「ハワー・マハル」。小さな小部屋がたくさんあり、そこから外の祝祭の行列や街の様子を眺めていたそうです。中は複雑な構造になっていて、ちょっと迷います。奥行きはそれほど広くなく、全て回るのにあまり時間はかからないかな。通り側の窓には美しいカラフルなガラスがはめられていて、陽が入ると美しい。窓は東側なので午前中に行くことをオススメします♪

星の遊園地♪天文観測施設「ジャンタル・マンタル」
ジャイプールの街をつくったマハラジャ「ジャイ・シン2世」は、あらゆる学問に通じる天才!天文学にも深い造詣があり、自分の王宮の一角にこの天文観測施設を造ったそうです。精密に造られているらしく、専門知識がないとなかなか理解するのは難しいですが、その形はアーティスティックで建造物の美しさだけでも楽しめます。入口が裏通りにあって探すのに一苦労。。。途中で出会った小さな女の子が秘密の抜け道を教えてくれて、なんとか辿り着けました(^^;)


堅固な城壁に囲まれた壮麗な「アンベール城」
ジャイプールからバスで30分ほど行ったところに、小山の上に建つ堅固な城壁に囲まれた城があります。バスを降りたところからも、かなり急な坂道を歩くので、ちょっと大変。楽をしたければ象タクシーなんてのもあるので、試してみては(^^)♪ 城は歴代の王によって増改築され、ヒンドゥーとイスラムの入り混じった様式になっています。中は外からでは想像できない建築美を見ることができます。最初に入ったところに砂漠地帯では豪華な水と緑の庭園があり、ハーレムでは、各部屋の下には水路を通し、涼しさを保っていたそうです。



鏡面のデザインが明るく美しい「鏡の間」
小さな鏡が壁や天井にちりばめられた「鏡の間」。昔、電気がない時代に部屋を明るくするための工夫として造られたそうです。わずかなロウソクの火を反射させ、光を増幅して、明るくする仕組みですね。素敵な透かし彫りの窓がたくさんありました。また、周辺は猿が多くいるのでちょっと注意が必要!
上の「ハワー・マハル」「ジャンタル・マンタル」「アンベール城」の3つは、お得な共通チケットがあるので、全て回りたい方は利用するといいですよ。